苦しい苦しいつわりが落ち着いてくれて、安定期と言われる時期に突入したので、安全祈願に行ってきました。
私は関東出身で関西に詳しくないのと、特別なこだわりはなかったので、webで「京都 安産祈願」と検索して出てきた中から地理的に行きやすそうな場所を選んだところ、『わら天神』という神社に行きました。場所に限らず、神社やお寺の敷地内の空気は好きなので、初めて行く場所は純粋に楽しみでした。
この日は曇り空で、雨こそないものの陽の暖かかさは感じられなかったのですが、個人的には、その寒空のねずみ色自体も嫌いではなかったので、体を冷やさないことだけ用心して夫とせっせことと向かいました。
現地に向かう途中、ちらほらと同じ場所を目指していそうな方がいたのですが、
気が付いたら私たちと、もう2組の参拝の方々くらいがいて、静かでひっそりとした空間でした。
ひと組はお散歩ついでに立ち寄ったふうのご夫婦で、もうひと組は、真っ白なおくるみで大事に大事に抱っこされた赤ちゃんを嬉しそうに囲うご家族で、お宮参りに来られたんだなあと思いました。
安産祈願をこちらでされたのかもしれないですね。

個人的には、私の好きなねずみ色の空と合わせて、必要最低限に抑えられたような色味のこの待合所の外観がとっても気に入って、待っている時間も全く苦になりませんでした。

しんとした冷たい空気の中、雨が降りそうな土の匂いを感じ、自分たちのご祈祷の順番が回ってくるのを待っていたら、雹のような雪のような小さな塊が空からちらほら。
待合所にすっと入ってきた夫が、中から外をじいっと見ていたので、「珍しいな、夫も綺麗だなとか思ってるのかな。」と思っていたら、「寒い。寒い寒い。さむいなあ。」しか言わなかったので、やはりこの景色と空気の澄んだ静けさは感じていないようでした。
夫らしいです(笑)。
ちょっと寒かったけれど、妊娠中の自分には心落ち着く良い時間でした。