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Case study
OBJECT
Font style design
線やドットで形を遊ぶ、グラフィックを楽しむ気持ちで作ったフォント
デザインの仕事をしている中で、物事を複雑に捉えてしまったり、表面的に格好つけてしまったり、考え方が凝り固まってしまう時が多々あります。そしてそういうときは大抵、良いアイデアも出ないし、取り組みが本質からずれてしまうものだったりします。
そんな時、一度頭をリセットするために、敢えて単純な作業に没頭してみたりすると、いつもと少し視点を変えることができます。きっと複雑になってしまった頭を意図的に疲弊させて、考えられない状態にしていってるのかなと思います。そしてそうしていると、色々なことが単純でシンプルなものの繰り返しや集合体のように見えてきたりします。
そんな風にデザインソフトを触っていた流れで没入していった先に生まれたのが、このオリジナルフォント『OBJECT』です。
「点と線が組み合わさって形を作り、それが誰かに何かを伝えるツールになるって面白いな。」と。『Object』とは『知覚できるもの、対象、目標や目的』といった意味。一つ一つの形が組み合わさって、文字の形を作り、言葉やメッセージになっていく。それまで扱われる対象物だった点や線が、新しい対象や目的を作る。そんなことを考えながら創りました。
- Title: OBJECT
- Type: Font style design
- Date: Aug, 2016
- Role: Design