株式会社LIXILでは、毎年全国10数カ所の大型施設でB2B商材展示会イベントを行なっています。会場の大半を占める展示スペースでは、商材展示とそれらの商談が主な目的となるため、多くの取引先企業と直接コミュニケーションを取れる貴重な場でありながら、企業理念を伝えるチャンスに乏しいというもどかしさがありました。

そこで、会場へ入場する際のエントリースペースに企業理念を体感するインスタレーションを設置。従来の「受付」といった事務的な役割を脱し、"暮らしをつくる" という自社事業へのLIXIL想いを伝えるウェルカムスペースへimprovementしました。

LIXILが掲げる "暮らしをつくる" という言葉には、『暮らしの営みが刻まれていく場所をつくっている』という想いが込められています。この「刻まれていく」ことをを感じてもらうために２つのコンテンツを設置。
一つは、フォトグラファーである父が毎日撮影した我が子の誕生から数年間のポートレイトをそのまま投影した『LIFE LOG』。もう一つは、気づかぬうちに毎日の行動から生み出される暮らしの数字『LIFE Number』。「人生で使うトイレットペーパーの距離」「一生で流す涙の量」といった興味深い数字『LIFE Number』をモーショングラフィックで巨大スクリーンへ映し出し、日々の小さな一つ一つに積み重なりがあることを感じてもらう狙いです。